国母被告の初公判で奇っ怪弁護「イチローのような国民栄誉賞級の人物」 大麻の有用性もアピール(東スポWeb)

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 一体これは何の裁判なのか…。米国から大麻ワックスを密輸した大麻取締法違反などの罪で起訴されたプロスノーボーダーの国母和宏被告(31)の初公判が8日、東京地裁で開かれ、検察は懲役3年を求刑した。被告人尋問では、密輸の経緯など事件の肝心部分は後回しで、大半の時間を国母被告の輝かしい経歴を証明することに割いた。“大麻推進派”で知られる弁護人も大麻の有益性をこれでもかとアピール。「ポツダム宣言」や「イチロー」「国民栄誉賞」などの仰天ワードも飛び出し、報道陣を困惑させた。  米国から国際郵便で大麻ワックス約57グラムを2018年12月に密輸した大麻取締法違反で逮捕、起訴された国母被告。先月3日の保釈時には本紙カメラマンに向かってガッツポーズを決めるなど、反省している様子は感じられなかったが、この日は黒のスーツに黒のネクタイ、髪の毛も短く整えていた。  受け答えもスムーズで悪態をつくこともなし。「いろいろな方に迷惑をかけて深く反省しています。申し訳ありません」と述べた。  だが、どうも様子が変だ。公判冒頭、検察側と弁護人双方で証拠の提出が行われ、国母被告の代理人を務める丸井英弘弁護士は27点もの証拠を提出。大半が外国の大麻解禁のニュース記事や、“大麻推進派”として名高い同弁護士の論文、40年前の大麻事件の裁判記録などだった。  それを一つひとつ説明し、いかに大麻が有益かをアピールしたものだから傍聴席の報道陣は口あんぐり。ついには大麻を禁止すること自体が1945年のポツダム宣言に「違反するものと考えている」と強調した。  被告人尋問でも奇怪なやりとりは続く。事件についての質問は後回しで、丸井弁護士は大部分を国母被告の輝かしい経歴の説明に割いた。競技者として五輪に出場した(10年バンクーバー大会)こと、表現者として16年にスノボ界で最も権威のある賞を受賞したことなどを列挙し「世界一のスノーボーダーと言っていいのでは?」と振ると、国母被告は「そうですね」と胸を張った。  国母被告はその後も「自分の夢は五輪ではなく、ムービースターになることだった」「若手のスノーボーダーが活躍できるよう最近、事務所をつくった」などと冗舌に語り、丸井弁護士は同被告を「イチローのような国民栄誉賞級の人物」と持ち上げた。同栄誉賞を辞退したイチロー氏もこれを知ったら、さぞ複雑な心境になることだろ

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(2020/01/09)