イチロー氏が研修受けた意味「壁」終わりの始まりへ(日刊スポーツ)

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今年の12月13日は、日本野球界の未来にとって分岐点になるかもしれない。イチロー氏(46=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が学生野球資格回復研修を受けた日だからだ。順調に資格回復すれば、来年2月8日から高校や大学で指導可能となる。過去には大きな溝もあったプロアマの関係は、今や未来志向の時代に入った。イチロー氏が同研修を受けた意味とは何だったのか。    ◇   ◇   ◇ イチロー氏が学生野球資格を回復することが、プロアマの関係に大きなインパクトを与えるのは間違いない。実績、知名度で群を抜くスーパースターが高校球児を指導できるようになる。しかも、メジャー球団マリナーズに所属したままで。これまでは、プロ球団に所属している人は資格回復できなかった。今回、(1)学生への指導はマリナーズでの活動と重ならないオフ期間に行うこと(2)新人のスカウト活動をしないこと、の2点が確認されたことで資格回復への道が開かれた。 「イチロー特例」とも言われたが、今後、同氏のようなケースは増えるかもしれない。シーズン中だけプロ球団で役職に就き、オフは学生を指導する。一流の技術を持った指導者が増え、プロアマの交流がさらに進む。未来は明るいように思える。しかし、現場での受け止めとは微妙なズレがある気がしてならない。 今秋の明治神宮大会で準優勝した高崎健康福祉大高崎(群馬)の青柳博文監督(47)は「上の技術を持つプロが教えてくれるのはいいこと」と歓迎した上で、続けた。「高校野球は、ほとんど技術指導ではありません。そこに至るまでに時間がかかる。学校生活の中で野球をやっているということを教えないといけない。まずは生徒指導です。高校野球の監督をやっていると、技術指導も大事だけど、それ以外も大事だと痛感します」。同じような意見は、他の甲子園出場経験監督からも多く聞かれた。 確かに、たとえイチロー氏であっても、限られた時間で生徒指導まで期待することは出来ないだろう。その上で、想像してみた。2月8日以降、イチロー氏が臨時コーチとして指導する場面を。球児たちは興奮して、感激して、一層、野球が好きになるのではないだろうか。イチロー氏に教えてもらえるならと、野球を続ける中学生も増えるかもしれない。それだけでも、イチロー氏が資格回復する意味は大きい。 一方で、こんな心配も頭によぎった。当然、イ

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(2019/12/29)