安部トシ子さんの花嫁相談室「父が彼のことをよく思っていない」(25ansウエディング)

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 親に結婚を反対されたまま結婚式を迎えるカップルは、今に限らずどの時代にも少なからずいました。大抵の親は娘が連れてきた男性を、好意的なポイントだけで観ようとはしないもの。特に男親は娘が選んだ男性の欠点が気になるものなんです。それだけ自分の娘が可愛いんですよね。  先日もあなたと同じように、新婦の父親に猛反対されているカップルがいました。打ち合わせの段階で新郎は「披露宴の最後に、両家の父からひとことずつ謝辞を述べてもらいたかったのですが、新婦側のお父さんは『あいさつなどしたくない』の一点張りです」と、肩を落としていました。ところがいよいよ当日になり、新郎家父からの謝辞を終えたとき、あれほど反対していた新婦の父親が、突然予定になかった謝辞を述べたのです。そして最後に新郎をしっかりと見つめ、「娘をよろしくお願いします」と、深々と頭を下げられました。お父さんの予定外の行動に、花嫁は号泣していました。私は、この父親の行動は「結婚式を挙げてしまったから仕方ない」というあきらめの気持ちから出たものとは思えないのです。新郎はきっと「時間をかけて自分という人間をわかってもらおう」と、この日まで努力を重ねてきたのではないでしょうか。  ただ、ひとつだけ冷静に考えてほしいのは、両親が結婚に難色を示すには相手をただ忌み嫌っているのではなく、反対するだけの理由もあるということです。親というのは何か報われたくて、何かしらの見返りを期待して反対するのではなく、娘の幸福だけを考えているもの。親が自分の損得を考えずに反対することは、ある程度は聞いておいたほうがよい場合もあると思います。   けれど、だからといって「親が気に入らないのならやめよう」というのでは、あまりにも主体性がありません。反対に「私は誰の意見も聞きません!」と意固地になっても解決策は見つからないのです。こういう場合は一度第三者の立場に立ち、親の意見と自分の考えを客観的に見つめ直してみることが大切です。見つめ直してみて、親が反対する理由もわかり、あなたがそれを十分に理解したうえでの結婚なら、いつか両親に認めてもらえるように、ふたりで努力していくべきだと思います。  その際に、親が気に入らないと思っている点は改善できるものなのか、不可能なものなのかに分けて、ふたりでよく話し合ってみてください。例えば「あいつは気配りができないヤツだなあ

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(2019/12/14)