イチロー氏にNPB特例アシスト! ピリピリムードの学生野球資格回復研修会、球団に籍置いたまま指導できる“ルール”まで(夕刊フジ)

【リンク先抜粋】
 記録ずくめの男のセカンドライフは異例ずくめのアシストを受けている。3月に米大リーグ・マリナーズで現役引退したイチロー氏(46)が13日、東京都内で行われた3日間の学生野球資格回復研修会に参加した。  希代のスーパースターの参加は師走の恒例イベントの何もかもを変えた。例年、報道陣に公開される講義の様子は、冒頭4分間だけ撮影が許され、その後はシャットアウト。控室から一歩出て外の様子を伺おうとしたメディア関係者は、NPBのスタッフから厳しく注意を受けるピリピリムードに包まれた。  第1日のプロ側の研修は、30分から1時間の講義の間に10分間の休憩時間を挟みながら、のべ5時間に渡ったが、例年なら受講者が休憩時間にたばこを吸ったり、旧知の関係者と雑談するが、今年は一切なかった。  イチロー氏の1つ前の席に座ったヤクルト球団職員の度会博文氏(47)は「イチローさんは会が始まる直前の午後1時前に姿を現して、近くの知り合いに『お疲れ様です』と声を掛けて席に着きました。休憩中に高校の後輩らがあいさつに来ていましたね」と明かす。  ドタバタ劇の始まりは8月29日に同研修会の申請期間が始まってほどなく。イチロー氏からの申請があり、驚いたNPB側との折衝が始まったという。  焦点となったのは、その肩書だ。引退後も会長付特別補佐兼インストラクターとしてマリナーズに籍を置くため、研修会を受講しても、本来ならば高校生や大学生の指導はできない。指導のためには退団証明書の提出が必要となる。  だが、NPB側と日本学生野球協会はイチロー氏の功績とスカウティングなどの選手獲得に携わっていない点。指導に関わるのは大リーグのオフシーズンと、期間が限定されている点などを考慮。研修会を完了し、来年2月7日の審査会で合格すれば球団に籍を置いたままでも指導できる特例を設けた。いわば“イチロー・ルール”だ。  日本高野連の田名部和裕理事は「いずれ高校生にアドバイスをいただけたらと思っていたのですが、イチローさんがこういったことに関心があると伺って驚きました。学生野球の振興のために活動してもらえるのは喜ばしいこと」と歓迎する。  ただ、マリナーズに籍を置いたままということもあり、NPB側も学生野球協会側もイチロー氏が監督やコーチなど、フルタイムの指導者になることは想定していない。  会場へは自家用

続きはこちら

(2019/12/14)