ドラゴンズ秋季キャンプ終わる・イチローも味わった“不安”に打ち勝ったのは誰?(CBCテレビ)
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「僕って野球、ヘタですかねえ」とイチロー選手は筆者に問いかける。メジャーに渡って10年連続で200本を超す安打を積み重ねつつある最中、その6年目2006年の夏のことだ。
「カベなんて目の前に現れて欲しくない。逃げ出したいし、球場に行くことも憂鬱になるし・・・野球ってこんなに難しかったのかと心底思いました」
※石田雄太『イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡 2000-2019』(文藝春秋・2019年)
メジャーでの1年目に、首位打者・盗塁王・新人王そしてシーズンMVPまで獲った選手である。84年間、誰も破ることができなかった米大リーグのシーズン最多安打を5本更新する262の安打を放った選手である。メジャー通算3089安打、そして日米通算4367安打を積み重ねた選手である。その選手がシーズン毎に「打てるのか」という不安に苛まれる。打席での立ち位置について「ベースからの距離がちょっと近いよね」という弓子夫人のさりげないひと言までもヒントにしてスランプからの脱出を図る。
イチローさんの数々の言葉、これでもかこれでもかと「バッティング」の奥深さ、そしてその野球道を歩く打者の“修羅の心”が読む者に突き刺さる。