安部トシ子さんの花嫁相談室「披露宴の上席について」(25ansウエディング)

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 上席の決め方については、会場によって考え方が分かれるところです。大学教授と会社上司の場合、上司は「同じ会社の人」ということで身内と判断し、大学教授が上席にくることもありますが、最近は「これからもお世話になる」ということを考慮し、上司を上席にされることが多いと思います。また、社会的にどのようなお立場なのか、ということで判断いただくこともあります。公的な部分で役職が上の人がいちばん上席にくるのが一般的ですが、気をつけたいのは何かクレームが出そうな要素がある場合です。上司にしても、例えば営業部の部長と経理部の部長というように役職が同等であれば、どちらが上席とは決められません。どのようなケースでも、迷う場合は年齢順に座っていただくのがもっともわかりやすいと思います。主賓ふたりが男性と女性の場合など、男性のなかには「僕のほうが上席では」と言う人も稀にいますので、年齢順であれば納得もされやすいでしょう。また、親の関係者が主賓の場合は、その方のお立場や両親との関係性はわからないことが多いので、必ず親に相談して席順を決めてください。   次に、実際に主賓が着席される場所について補足します。テーブル・スタイルでいちばん多いのは円卓だと思います。円卓の場合、会場最前で中央に近いテーブルの内側、つまり新郎新婦にいちばん近い席が第一主賓になりますが、その席は新郎新婦に背を向ける形になりがちで、振り返ってふたりを見なければならず、年配の方にはなかなか辛いところがあります。それで、第一主賓と第二主賓の並びを逆にして、外側を第一主賓としている会場もあります。気になるようであれば、事前に会場に確認しておきましょう。   また、これは今回のお悩みからは少し主旨が逸れますが、最近はそういうしきたりに縛られず、「いちばん見てもらいたいのは親だから、ふたりに近い席にいてほしい」と希望するカップルも増えてきました。ただ親ごさんは「私たちは末席でいい」と言われる方が多いので、そんなスタイルを希望されるなら、まずは両家両親の承諾が必要です。そして当日は、なぜこの席順を選んだのかというふたりの思いを司会者にきちんと説明していただき、親族やゲストの方に疑問が残らないようにしましょう。

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(2019/09/14)