東京五輪代表エース候補・安部 バルサ移籍で協会が抱えるあの不安(東スポWeb)

【リンク先抜粋】
 J1鹿島は12日、所属する日本代表MF安部裕葵(20)がスペイン1部バルセロナに移籍すると発表した。同レアル・マドリードに移籍したMF久保建英(18)に続く日本選手の欧州ビッグクラブ入りが実現。才能ある有望な若手が続々と海外進出を果たしているが、その一方で、来夏の東京五輪でメダル獲得に挑む森保ジャパンには不安もささやかれる。  安部のバルセロナ入りが正式に決まった。スペイン紙「ムンド・デポルティボ」によると、移籍金200万ユーロ(約2億4000万円)、年俸110万ユーロ(約1億3000万円)の3年契約で2年間のオプションがつくという。当面はBチーム(実質3部)でプレーする。安部は「時間がたつにつれて冷静な判断ができた。行きたくない感情は少しもなかった」と新天地での成長を誓った。  安部の活躍が期待されるが、日本サッカー界を悩ませるのは原則23歳以下の選手で臨む来夏の東京五輪だ。かねて欧州クラブは選手派遣の義務がない五輪に非協力的。実際、同じく派遣義務がなかった6月の南米選手権(ブラジル)では、森保ジャパンはA代表主力の欧州組を招集できずに若手メンバーを中心としたチームを編成した。  そんな中、五輪エース候補の安部や久保が欧州に移籍。すでに海外でプレーするMF堂安律(21)、MF板倉滉(22=ともにフローニンゲン)、DF冨安健洋(20=ボローニャ)らに加え、MF三好康児(22=横浜M)、FW前田大然(21=松本)、DF杉岡大暉(20=湘南)らも海外進出が見込まれており、今夏に多くの五輪世代が日本を離れることになる。  欧州でプレーする選手たちがクラブの協力を得られず五輪に参戦できないとなれば、日本の大幅な戦力ダウンは避けられない。日本サッカー協会の田嶋幸三会長(61)も「東京五輪こそベストメンバーで臨まないといけない。何とか出てほしい」と切望した。  ただこの問題について、2016年リオデジャネイロ五輪当時、協会のナショナルチームダイレクターだった霜田正浩氏(現J2山口監督)は「簡単なことじゃない。欧州は契約社会だし、ルールにないことを認めさせるのは難しい」と話していた。リオ五輪ではFW久保裕也が開幕直前に所属のスイス1部ヤングボーイズの事情で突然参戦できなくなり、チーム編成に頭を悩ませた。  それだけに東京五輪に向けても、各クラブとの交渉は難航必至。

続きはこちら

(2019/07/13)