バルサ移籍の鹿島安部が決断語る「本質を学びたい」(日刊スポーツ)
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鹿島アントラーズからスペイン1部バルセロナへの移籍が決まったFW安部裕葵(ひろき、20)が12日、鹿嶋市内のクラブハウスで取材に応じ、移籍を決断した理由を語った。【写真】握手を交わす安部と大分三平 ◇ ◇ ◇
決断の理由は、よりレベルの高い環境に自身を置くため。「高卒で鹿島を選んだように、良い環境で自分の人生を歩んでいきたいと思った。行きたくない感情は全くなかった。(今の自分にとってバルセロナは)僕が高校生のときのアントラーズのような存在」と説明した。高校時代ほぼ無名だった自身が鹿島というJリーグ屈指の強豪に飛び込んだように、より高いレベルに身を置くことを選んだ形だ。
バルセロナ関係者からは「前3枚は探していない。それ以外を器用にできる選手を探している」と、ポジションのコンバートを示唆されたことも明かした。鹿島ではFW登録で、4-4-2の左MFで出場することが多かったが、先方からは「それ以外もできるのでは?」と言われたという。4-3-3を採用しているバルセロナではDFジョルディ・アルバのようにサイドバックでの起用も考えられるというが、安部は「僕はポジションは気にしていない。サッカーの本質を学びたい」と、ポジションを超えた“サッカーの本質”が重要であると強調した。
バルセロナは昨季終盤から安部の全試合をチェックし、追い続けていたという。それでも、3年前まではほぼ無名の高校生。たった3年で人生が変わり、日本人として初めてバルセロナに挑戦しようとしている。「こういう成長スピードで海外に挑戦でき、チームにすごく感謝している。海外に行っても、数年後には今想像できないような立ち位置にいることもあるので、そうなるように一生懸命やっていきたい」と決意を述べた。