香港デモ緊迫 治安部隊が強制排除開始 若者らの立法会占拠(産経新聞)

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 【香港=藤本欣也】英国から中国へ主権が返還されて22年を迎えた香港で1日、大規模な反政府デモが行われ、若者ら数百人が立法会(議会)に突入し、議場などを占拠した。治安部隊は2日未明、立法会周辺の若者らの強制排除に乗り出した。多数の負傷者が出る可能性があり、緊迫した事態となっている。  立法会の占拠は、ヘルメットやゴーグル、マスクで顔を覆った一部の過激な若者が扇動した。鉄棒でガラスなどを割って突入したもので、制止しようとした民主派議員ら40人以上が負傷した。香港メディアによると、若者らは議場内の設備や歴代議長の肖像画などを破壊したという。  中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をめぐっては、学生らがこれまで平和的なデモを行い、広範な市民の共感を得ていた。今回の暴力行為により、市民の支持が離れる可能性がある。  この日は返還記念日恒例のデモ行進も行われ、昨年の約5万人(主催者発表)を大幅に上回る約55万人(同)が参加した。参加者は市内の幹線道路を平和的に行進し、条例改正案の完全撤回や、香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官の辞任などを要求した。  1日午前には中心部で返還22年記念式典が開催された。林鄭氏は演説で、条例改正問題をめぐる社会の混乱を念頭に、「教訓をくみ取りながら民意に沿った政治を行っていきたい」などと述べた。

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(2019/07/02)