規格外ハードラー安部孝駿がV、五輪標準記録も突破(日刊スポーツ)

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男子400メートル障害で身長192センチの安部孝駿(27=ヤマダ電機)が48秒80で2年ぶり2度目の頂点に立ち、20年東京五輪参加標準記録(48秒90)突破で大舞台に前進した。今年9月開幕の世界選手権(ドーハ)代表も内定し「まずは世界選手権で決勝に残る。東京五輪でメダルを争える実力をつけたい」と言い切った。【写真】男子400メートル障害で頂点に立ち雄たけびを上げる「規格外」安部孝駿日本人離れの体格を持つ男が、ゴール直後に「よっしゃ~!」と叫んだ。外から2人目の8レーンから飛びだし、誰もいない前方へ「自分のリズムを保つだけ」と次々にハードルを跳び越えた。今春にデサントからヤマダ電機へ移籍。岡山・玉野光南高時代の恩師だった長谷川昌弘氏も、倉敷工高の教員を3月末で辞めて共に行動している。ダイヤモンドリーグなど高レベルの国際大会を転戦することで、安部は「走り方、レース運び…。欧州の選手は参考になる」。総合的な進化は自然とタイムが証明した。 7月に予定する欧州遠征は疲労を考慮して再検討し、万全の準備で世界選手権へ向かう。「日本国内もいいけれど、世界の舞台では周りは外国人。いつも走る感覚と違う」。かつて同選手権では為末大が2度の銅メダルを獲得。世界を意識する安部が、ハードルを再び盛り上げる。【松本航】

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(2019/06/29)