安部トシ子さんの花嫁相談室「両家の親の式服の合わせ方」(25ansウエディング)

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 私は、お嫁さん側のご家族に「当日はどんな服装がよいでしょうか」と聞かれたら、「お婿さんのご家族がどうされるのかを聞いてからお決めになった方がいいですよ」とアドバイスしています。その理由は、「何でも相談なく決めてしまう嫁の実家」という第一印象を、彼の親ごさんにもたれたくないからです。母親の着るものひとつでそんなふうに思われるくらいなら新郎側に準じたほうが、嫁いだあと、暮らしやすくなると思います。   和装、洋装の格については、昔は紋付きの黒留袖がいちばんでしたが、一概にそうとも言いきれなくなりました。料亭での結婚式をお考えとのことですが、今はゲストもほとんどが洋装だと思いますし、料亭にドレスが合わないということはありません。ただ、お母さまには「今日は何の立場でここにいるのか」ということを考えてほしいと思います。親戚のお嬢さんの結婚式に出席する役割と、娘の親の立場との違いをわかっていながら、それでもドレスを希望されるなら「担当者に、衣装は両家合わせる方が全体のバランスがとれ、写真も美しいと言われた」と言えば説得しやすいですし、お母さまも納得されるのではないでしょうか。   娘の説得に応じずドレスを着られた場合、いちばんかわいそうなのは、そのお母さまが何年か経って娘の結婚式の写真を見たときに、かたくなな自分がイメージとして残ってしまうことです。周囲に特別な印象を与えないような自分づくり、ちょっとの我慢が「やっぱり留袖にしておいてよかったわ」という安堵につながります。窮屈なら、最初だけ留袖を着ていただき、そのあとは早々にドレスに着替えてしまえばよいのです。これは主張をしすぎて得をするような内容ではないと思います。

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(2019/03/30)