広島 ドラ1・小園に刺激を受けた3番安部(東スポWeb)

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 広島・安部友裕内野手(29)が19日のヤクルト戦(神宮)で今年初の3番起用に応え、決勝のオープン戦1号逆転2ランを放った。キャンプからくすぶっていたプロ12年生を燃え上がらせたのは黄金ルーキーの存在だ。  1点を追う5回一死三塁。相性の良い右腕ブキャナンの初球カーブを完璧に捉えた。打った瞬間にそれと分かる右翼席へのライナー弾。ダイヤモンドを一周する安部の顔にようやく笑みが浮かんだ。  今季は丸が抜けた3番を埋める有力候補として期待されたが、キャンプ中にインフルエンザを発症して出遅れた。焦りもあって打撃を崩し、ここ数試合は「形ばかり気にしていた」という。  先週末の練習日から新たなライバルが三塁に殴り込んできた。それまで遊撃一本だったドラフト1位・小園が初めて三塁での守備練習を開始。ノックだけだったとはいえ、安部の心中が穏やかだったはずはない。  小園が並の高卒ルーキーではないことは分かっていた。「合同自主トレの時から『こいつはヤバいな』と動きを見て感じましたからね。肝っ玉も据わっている。今年はともかく、来年には一軍でバッと出てくる選手なんだろうな、と」。ただ11歳年下のライバルは予想を超えるスピードで背中に迫ってきている。  堂林、メヒアとの三塁定位置争いはルーキーの乱入でより混沌。尻に火がついたレギュラー筆頭候補の一撃に、東出打撃コーチは「チンタラしてたら小園もいるし、危機感を持ってやっている」と目を細めた。  緒方監督は丸が抜けた3番打者については固定しない方針。それでもパンチ力と脚力を兼ね備えた安部がはまれば、今季のカープが抱える最大の問題は解消に大きく近付く。「責任ある打順。ここで勝負できたら選手としてはいいこと」。実力者がギアを上げてきた。

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(2019/03/20)