【選手権】安部裕葵のような逸材を擁さずとも――。弱者から生まれ変わった瀬戸内が難敵・流経大柏に挑む!!(SOCCER DIGEST Web)

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 初出場でベスト4進出。瀬戸内が今大会で達成した偉業を聞く人が聞けば、ダークホースと思われるかもしれない。ただ、準決勝までの組み分けを見ると本命不在の山を引き当てたため、思い出作りの大会にするつもりはなかった。開幕前に、安藤正晴監督が「このブロックは全チームが、(上位進出の)可能性があると思っているはず」と語っていたのは、自身もチャンスだと捉えていたからだろう。    上位進出への欲を覗かせてはいたが、シーズン当初の評価は決して高いとは言えなかった。一昨年のMF安部裕葵(鹿島)のようにひとりで試合を決められるようなエースがいなければ、身体に恵まれた選手もいない。今大会のスタメンを見てもそれは一目瞭然で、180センチを超えるプレーヤーは185センチのDF児玉絢(3年)だけ。「この10年で一番厳しい」とした指揮官の評価もあながち嘘ではないだろう。    戦い方を見ても、新チーム結成当初は選手に合わないサッカーを志していた。チームカラーである走力と前への推進力を前面に押し出した戦いを嗜好し、安藤監督も「ガンガン行くのがうちの伝統になっていたので、それをしなければいけないと思っていた」。しかし、いつものスタイルで挑むには、かつての安部のように個の力が欠かせない。そのミスマッチは結果に反映され、プリンスリーグ中国の前半戦は勝点が伸び悩んで一時は最下位も経験した。    それでも、インターハイ予選は結果に拘り、6度目となる全国大会出場の権利を手に入れた。【選手権PHOTO】開会式でのキュートな姿、応援マネージャー清原果耶さん特集 これまでなら夏に全国大会に出られただけで満足していたが、今年度は「プリンスリーグもダメで、力もないのでなんとか結果が欲しかった」(安藤監督)。    選んだ手段は瀬戸内らしさを捨て、今年に合ったスタイルの追求だった。理由を指揮官はこう話す。   「身長は高くないし、体力的にもそんなにあるチームではない。テクニカルな子が多いので、ポジショニングに全力を尽くして、ボールを動かそうと意識した」

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(2019/01/11)