サッカー・クラブW杯 鹿島、レアルに完敗 南米王者と3位決定戦へ 19歳安部 力の差に涙(茨城新聞クロスアイ)

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【アブダビ(アラブ首長国連邦)】サッカーのクラブワールドカップ(W杯)第4日は19日(日本時間20日未明)、アラブ首長国連邦のアブダビで準決勝が行われ、アジア王者のJ1鹿島が欧州代表のレアル・マドリード(スペイン)に1-3で敗れた。22日に南米王者リバープレート(アルゼンチン)との3位決定戦に臨む。 鹿島は立ち上がりに好機をつくるも得点を奪えなかった。徐々に主導権を相手に握られ、前半終了間際に左サイドを崩されて先制を許した。後半は8分にDFがバックパスを処理仕切れず、相手FWに奪われて2失点目。その2分後にも失点した。唯一の得点は同33分。浮き球を遠藤が頭で落とし、走り込んだ土居がゴールに流し込んだ。 クラブ世界一の夢は、またしてもレアル・マドリードに阻まれた。J1鹿島は2016年大会決勝で敗れた「白い巨人」との再戦で、1-3の完敗。真っ向勝負で挑んだ90分間は選手個人、チームとしてレベルの差が如実に表れた。 試合終了の笛が鳴り、駆け付けた鹿島サポーターに感謝を込めてあいさつをする。グラウンドからロッカールームへ戻るまでの間、感情をめったに表に出さない19歳安部の涙が止まらなかった。 後半10分までに3点を失い、試合状況は極めて苦しくなった。Rマドリードは鹿島の守備をいなすようなパス回しを続け、時計の針を進める。逆転の望みが薄い状況の中、安部は必死にボールへ食らいついた。 だが相手選手の表情には笑みさえ浮かんでいた。「苦しすぎて、きつすぎて。相手が涼しそうにプレーしているので、悔しいというのを越えて冷めた感じで見ていた。諦めたわけではないが、自分たちとは明らかに違うと感じた」。どうあがいても埋めがたい力の差だった。 それでも足を止めなかった。2年前の試合が脳裏をよぎったからだ。瀬戸内高(広島)時代にテレビ観戦したクラブW杯決勝。鹿島は柴崎(ヘタフェ)の2得点で延長戦までもつれ込む激闘を演じた。「いろんなものを与えてもらった。高校生の時の僕みたいに、見ている人にいいもの(影響)を与えたかった。試合中にそういうことを考えるのは初めてだった」。最後まで全力を尽くすことが、自らに課した使命だった。 ドイツで7年半プレーし、世界基準を知る内田は何度も強豪クラブに打ち負かされてきた。後輩の心情を思い、「俺もああいうときがあった。サッカーボールを蹴り始めてか

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(2018/12/21)