鹿島 安部、レアルの壁破る!自賛ミドルで世界が注目(スポニチアネックス)

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 ◇FIFAクラブW杯・準々決勝 鹿島3―2グアダラハラ(2018年12月15日 アルアイン)  アジア王者・鹿島のFW安部裕葵(19)が、世界の注目を浴びた。3―2で逆転勝利した15日のクラブW杯初戦グアダラハラ(メキシコ)戦で、後半39分に美しいチーム3点目をマーク。各国メディアに称賛された。19日(日本時間20日)にはクラブにとって2年ぶりの再戦となる、欧州王者レアル・マドリード(スペイン)と準決勝で対戦。最高峰の舞台で再び世界を驚かせる。  銀河系軍団の隙も度肝も、安部なら抜けるかもしれない。Rマドリード戦に向けて言った。「もちろん格上。我慢する時間が長いと思うけど、我慢するのは日本で一番得意なチームなので、しっかりみんなで勝利に向かって頑張れればいい」。堂々と意気込んだ。  主役級の存在感だった。後半開始から入って流れを変えると、39分には弧を描く美しいミドルシュート。「あんな奇麗なゴールは多分、プロに入って初めて。持っていますね」と笑った。イタリアのコリエレ・デロ・スポルト紙は「デルピエロのよう」と元イタリア代表のファンタジスタになぞらえて称賛し、ペルーメディアの「deper.com」は「安部がチバス(相手)の夢を終わらせた」とMVPのように記した。  準決勝で対戦する銀河系軍団の守備陣はタレントの宝庫。守護神はW杯ロシア大会最優秀GKのベルギー代表クルトワで、最終ラインにはスペイン代表セルヒオラモス、フランス代表バランらがいる。技術と才能は世界屈指だ。  安部は海外への関心が強く、普段からプレミアリーグを観戦。昨季は7月のスペイン1部セビリアとの親善試合でマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。欧州でのプレー経験が長いDF内田から「(守備時に相手が)突っ込んできてくれる方がプレースタイルやドリブルが生きる」と、国際舞台との相性にも太鼓判を押されている。  U―19代表でも活躍し、世代の“顔”となりつつあるが「年齢が関係ない職業。世界的に見て、もっとやらなきゃいけない」と言い放つ。クラブにとってレアル戦はあくまで“通過点”で、リベンジはタイトルに対して果たすもの。ただ、19歳にとって、世界にインパクトを与えるにはこの上ない相手だ。  ◆安部 裕葵(あべ・ひろき)1999年(平11)1月28日生まれ、東京都出身の19歳。元日本代表MF本田がプロデュ

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(2018/12/17)