U-20W杯を確定させ次はACL決勝へ。平常心で勝利を呼び込む安部裕葵。(Number Web)

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 AFC U-19選手権において、やはりこの背番号10の存在感は別格だった。  安部裕葵は圧倒的な技術を背景にした表面的な活躍だけでなく、「ゲームの流れを見る思考力」「平常心を保つ精神力」でもずば抜けていた。  そもそも万全のコンディションでこの大会に挑んだ訳ではなかった。所属する鹿島アントラーズでの連戦の影響により、代表チーム合流当初のコンディションは良いとは言えなかった。だからこそ、U-19チームの指揮官・影山雅永監督は彼のコンディション回復に細心の注意を持って取り組んだ。フィジカルトレーナーやコーチ達からなる“チーム影山”が、練習強度の調整を徹底して安部に施すことで、徐々にそのコンディションは向上していった。  もともと安部は、その卓越した技術以外に、年齢に似合わずしっかりとした「考え」の持ち主でもあった。  瀬戸内高校(広島)時代から自分の性格を非常に客観的に把握しており、当時から、どうすればプロのサッカー選手としての将来を切り開けるのか、常に考えていた。  その粘り強い思考は試合中でも途切れることがなく、自らどう動けば良いか、どう試合を作っていけば良いかを考え続けられる選手だった。  その才能は、鹿島という勝利にこだわるクラブに入ったことで、より磨かれていったようだ。

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(2018/10/31)