広島・安部 “9番”史上初満弾&G堀内以来45年ぶり2発(スポニチアネックス)

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 ◇SMBC日本シリーズ2018第3戦 広島8―9ソフトバンク(2018年10月30日 ヤフオクD)  負けてなお、強し。「逆転の広島」はその完成にこそ至らなかったが、最後まで脅威を与えた。福岡のファンの肝を冷やしたのは、福岡県北九州市で生まれ育った安部のグランドスラムだった。  3―9で迎えた8回。鈴木の本塁打の後、1死満塁となって打席が回った。「諦めないというのはずっとやってきたこと。みんながつないでくれたので、何とか気持ちだけでいきました」。加治屋のカーブをすくい上げた打球は右翼ホームランテラスへ消えた。  反撃ののろしを上げたのも安部。2点を先行された直後の5回1死、ミランダの142キロ直球を右中間席へ放り込んだ。本拠2試合で8番、6番だった打順は、この日は9番。シリーズでのラストバッターの満塁弾が史上初なら、1試合2本塁打は巨人V9最終年の73年に投手・堀内が記録して以来45年ぶりだ。今季4本塁打、通算16発の11年目。2本塁打も満塁弾も、これまで経験がなかった。  開幕から不調に苦しみ、状態が上がってきた矢先の8月5日DeNA戦で右手中指を骨折。復帰までにおよそ1カ月半を要した。借りを返すため、並々ならぬ決意で日本シリーズに臨む。故郷の球場には両親を招いた。  敵地でセ球団は13連敗。広島の連敗も4に伸びたが、緒方監督は「凄い集中力を持って戦ってくれた」と前を向く。安部も「負けたけど、1点差まで迫れた。相手は嫌だったと思うし、つながるように準備したい」と意気込んだ。恐怖の9番を筆頭に、下位打線だけで計7安打。広島の得点はどこからでも生まれる。 (桜井 克也)  《マルチ本塁打2人は史上初》安部(広)が1号ソロに2号満塁弾の活躍。日本シリーズの満塁本塁打は16年第6戦のレアード(日)以来20人目(チーム3人目)で、9番打者では史上初めてだ。また、空砲の不運は04年谷繁(中)に次ぎ2人目、満塁を含むマルチ本塁打は04年カブレラ(西)に次ぎ2人目になる。9番打者の5打点も史上最多となった。この試合では安部だけでなく同僚の鈴木も2ホーマー。日本シリーズのマルチ本塁打は15年山田(ヤ)の3本塁打を筆頭に28人、33度となったが、同一試合で2人は史上初。  《両軍合計6本塁打は2位タイ》この日の両軍合計6本塁打(広島4本、ソフトバンク2本)は、89年

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(2018/10/31)