安部トシ子さんの花嫁相談室「神前式の作法や意味がわからない」(25ansウエディング)

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まずは神社の選び方ですが、例えば幼い頃からお宮参りや七五三でお世話になった縁のある神社であったり、単純に「ああ、この神社ステキ!」でもいいんです。見た目で魅かれるということは、何かご縁があるということ。修学旅行で参拝したあの神社が忘れられないとか、そんな理由でも大丈夫。神道はとても寛容なので、広く受け入れてくださいます。ただし、ここはどういう神社で、どんな神さまが祀られているのだということをきちんと知ったうえで挙式をしたほうが感慨も深く、式自体も意味あるものになります。   衣装はドレスでもかまいませんが、大抵の方は白無垢や色打掛、引き振袖など和装を選びます。衣裳のいろいろな小物も、初めて見るものばかりですよね。例えば今では形だけになった筥迫(はこせこ)はいわゆる化粧ポーチで、昔の花嫁はそこに懐紙や鏡を入れていたとか、扇子は「末広」といい、末広がりに栄える縁起物、帯に差した懐剣は護身用とともに魔除けの意味もあるのです。このように、小物ひとつでもその意味や理由を知れば愛おしくなり、結婚式への意識が高まるのではないでしょうか。   作法にしても同様です。指輪の交換などは最初からあったものではなく、時代に応じて加えられたものですが、「三三九度」や「玉串奉奠」は、その意味を理解したうえで行うようにしましょう。三三九度の意味合いには諸説ありますが、下から大杯、中杯、小杯となっており、最初に飲む小杯は未来の杯。ここからふたりの未来がスタートするので、まずは小さい杯で自分たちの未来を願います。つぎに飲む中杯は現在のふたり、これから力を合わせて行きていく誓いの杯。未来を迎えるにあたり、ひとつめの杯より少し大きいでしょう。そしていちばん大きいのは3つめの過去の杯です。ここには親ごさんとのご縁やいろいろな思い出がありますので、感謝しながらお身体に納めてください。 また、神前式でみなさんがいちばん「間違えないようにしよう!」と緊張するのが玉串奉奠だと思います。玉串とは榊の枝に紙垂(しで)をつけたものです。こちらの意味にも諸説ありますが、いずれにしても自分の心を神さまに捧げることを表しています。ですから玉串奉奠の一連の作法のなかでもっとも大切なのは、途中で玉串を立て、祈念すること。魂(霊魂)は立った木の先端に宿るからです。そして物を差し上げるときと同じように、神さまへ玉串の枝を向けて捧げ

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(2018/09/19)