阪神との天王山3連勝に導いた“遅咲きのドラ1”安部友裕(ベースボールキング)

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 28歳の安部は、プロ入り時に中田翔(日本ハム)、唐川侑己(ロッテ)、由規(ヤクルト)の高卒“ビッグスリー”が話題となったいわゆる“89年組”。チームメートの丸、菊池涼介、田中広輔、野村祐輔をはじめ、菅野智之(巨人)、田島慎二(中日)、中村晃(ソフトバンク)、鈴木大地(ロッテ)ら、各球団の主力が名を連ねる。  彼らに比べれば、安部はかなりの遅咲きだ。ファンの間でも「“二軍の帝王”のまま芽が出ないのではないか」と心配されていたが、常に上昇志向を胸に秘めてひたすらに一軍定着、そして一軍レギュラーの座を追い求めた。2014年、二軍で2度目の盗塁王を獲得した際に残した「まだ二軍にいるということなので悔しい気持ちが大きい」というコメントにも一軍で活躍したいという強い気持ちが表れている。  長年の努力、諦めない気持ちが結実し、今季はついにレギュラーの座をつかむことになった。選手層の厚さというとソフトバンクの名が即座に挙げられるが、広島も負けてはいない。  昨季、主に三塁を務めたルナが退団すれば、今季は安部が急成長。同じポジションでは2年目の西川龍馬も着々と成長している。昨季のブレイクを経て今季は4番を務めていた鈴木誠也が離脱しても、松山がきっちりその穴を埋め、クリーンアップを任された安部がこの活躍だ。金本知憲監督(阪神)の「去年より戦えている」という試合後の悔しさが滲み出た発言が、皮肉にも歴然とした力の差を感じていることをうかがわせる。  安部の成長はしっかり数字にも表れている。現在の打率.316は、宮﨑敏郎(DeNA/.315)を抜き、マギー(巨人/.318)に次ぐリーグ2位。首位打者のタイトルも射程圏内だ。安部が首位打者になれば、広島の選手としては2004年の嶋重宣以来の快挙となる。課題があるとすれば、打率.237と苦手にしている対左投手の打撃か。  ともあれ、レギュラーに定着してのリーグ制覇、そして初タイトル獲得へとモチベーションは高まる一方だろう。“遅咲きのドラ1”、安部の成長から今後も目が離せない。 ※数字は2017年9月7日終了時点 文=清家茂樹(せいけ・しげき)

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(2017/09/09)