5年後の野球殿堂を占う…イチロー氏、日本では史上初の満票確実。メジャーでは?(スポーツ報知)

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 ヤンキース一筋に正遊撃手として3465安打を放ったデレク・ジーター氏が、野球殿堂資格初年度の今回、全397票中、1票だけ足りずに、昨年のマリアノ・リベラに次ぐ満票当選を逃した。MLB公式サイトは「次の満票選出は誰?」という記事を掲載し、2025年度の殿堂投票で資格を得る前マリナーズのイチロー氏に「可能性があるのでは」として名前を挙げた。  今回、得票率70・0%で落選したカート・シリング投手、薬物疑惑のバリー・ボンズ外野手、ロジャー・クレメンス投手は、有力候補が少ない2021年の殿堂入りが濃厚。2022年は通算696本塁打のアレックス・ロドリゲス三塁手と541本塁打のデービッド・オルティス内野手が資格を得るが、薬物に関連していたこともあって初年度の当選は微妙と見る。  2023年は435本塁打のカルロス・ベルトラン外野手が資格を得るが、今回のアストロズのサイン盗みに“連座”して印象が悪い。  それを考えると、満票の可能性が出てくるのは、キャリアの後半に実力を伸ばし3166安打、477本塁打を放ったエイドリアン・ベルトレ三塁手が候補となる2024年まで待たなくてはならないだろう。同年は3度首位打者に輝いたジョー・マウアー捕手もいるが、こちらは初年度は無理かもしれない。  そして2025年にイチロー氏が資格を得る。しかし、ジーターが満票にならなかった今、ワールドシリーズ出場がなく、キャリア後半に低迷したのがネックとなって可能性は少ないと見る。それでも、10年連続の200安打を始めとした最初の10年間の貯金は大きくものをいう。通算251勝したCC・サバシア投手とともに殿堂入りすることは、ほぼ確実だろう。  現役選手に目を転じても、アルバート・プホルス内野手でも100%得票は無理ではないか。唯一、マイク・トラウト外野手が今後も数字を伸ばし続けた時に、チャンスが生まれるかどうかだろう。  イチロー氏は、日本でも同年に資格を得るため即殿堂入りは100%確実。日本の得票率トップは、1960年、第1回の競技者表彰で通算303勝したビクトル・スタルヒンの97・3%(111票中108票)が最高。1年目に限ると、あの王貞治も93・2%だったが、日米で活躍をしたイチロー氏が史上初の満票当選を成し遂げるのは疑いのないところだ。5年後が、今から待ち遠しい。(蛭間 豊章=スポーツ

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(2020/01/22)